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不倫や浮気をしてしまい慰謝料を請求されました

◆弁護士・司法書士・行政書士から不倫の慰謝料を請求する内容証明郵便が届きました。どのように対応したらよいかわかりません。

◆以下のような対応方法が考えられます。
①無視する
②支払い意思がないことを伝える

③誠心誠意の謝罪をして請求を取り下げてもらう
④請求されている金額をそのまま支払う
⑤慰謝料の「減額」をお願いする


　①から⑤のどの方法（若しくはは別の方法）を選ばれるかはあなたご自身がお決めになることです。専門家に相談しても「どの方法が絶対正しい」とは言えないでしょう。たとえば①の方法は道義的には問題ありだと思いますが、１円たりともも支払いたくない場合には有力な選択肢となるでしょう（相手方が裁判を起こしてくる可能性も高まるでしょうが・・・）。

　②に関しては良い方法とは言えないでしょう。「お金がない」「支払う必要がない」「あなたの夫（妻）が悪いから、そちらに請求してくれ」などと支払いを拒否するのは火に油を注ぐようなものです。面倒になってあきらめる相手もいるかもしれませんが、逆に徹底的に裁判でも何でもしようと思うかもしれません。ただし、不倫の事実そのものがない場合や慰謝料が発生しないようなケースで支払いを拒否するのは当然のことです。

　③は場合によるでしょう。あなたが誠心誠意謝罪をすれば、相手があなたを許し請求を取り下げる、という可能性もあります。ただ、行政書士や、司法書士、弁護士の名前が記載された内容証明が届いている場合には相手は既に（専門家に）費用を支払って請求してきています。単に謝罪した程度では、そう簡単に請求を取り下げてくれないと思います。

　では④はどうでしょうか？④は、リスク回避という意味では最も安全な方法です。あなたが請求書に書かれている金額をそのまま支払えば、それでケリはつくかと思います。ただし（相場より）高めの請求をしてきているケースが多いため、高額の慰謝料を支払うことになる可能性は高いです。

　⑤は、相手方に謝罪した上で妥当な金額、すなわち（事例や判例等から考えて）相場付近の金額を支払うということです。そのためには、あなたの主張や希望の金額を相手方に伝える必要があります。「あなたご自身が直接伝える・手紙などの文書を送る」他にも「行政書士に依頼する」「弁護士に依頼する」「司法書士に依頼する」など専門家に依頼する方法もあります。