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不倫慰謝料を請求された時、どのように対応すべきでしょうか?

■まず「あなたが不倫慰謝料を支払う必要があるかどうか」考えます。こちらのページを参考にしててください。ただ相手も覚悟を決めて請求してきています。不倫の事実がある場合は生半可な回答では相手を納得させることができないでしょう。

■対応方法としては以下の方法が有力でしょう。
@無視する
A相手の請求通り支払う
B謝って減額もしくは0円にしてもらう
C専門家に相談・依頼する


●無視する場合
■積極的におすすめはしませんが、一つの方法ではあります。相手があきらめて請求自体がウヤムヤになることがあります。ただ、火に油を注いだことになって事態が更に悪化する可能性も高いです。

■相手としても他に手段がないため、いきなり訴えられる可能性もあります。

●相手の請求通り支払う
■請求通り支払えば相手は文句は言えません。すんなり終わるし、リスクは少ないです。ただし「示談書等の契約文書」はしっかり作っておきましょう。

■請求の金額は慰謝料相場より高いことが多いため、裁判や調停になった場合より高い金額を支払うことになるかもしれません。

●謝って減額もしくは0円にしてもらう場合
■特に「相手方が専門家に依頼せず単独で請求してきている場合」ですが、誠心誠意の謝罪をすることにより、相手が許してくれる場合があります。ただし「稀に」です。現実的に支払額が0円で相手が納得することは少ないと思いますが・・・。

■「謝って、慰謝料の金額を減額してもらう」のが現実的だと思います。

●専門家に相談・依頼する
■弁護士・行政書士・司法書士などの専門家に相談・依頼する、というのも選択肢の一つです。弁護士はあなたの代理人となってくれますし、行政書士は書面の作成を通してあなたをサポートしてくれるでしょう(司法書士は案件の内容によります)。

■デメリットは専門家の費用が発生すること、不倫業務に慣れていない専門家に頼んでしまうかもしれないことです。

●個人的には・・・
■私個人の見解としてはは自力で対応するにせよ、専門家に依頼するにせよ誠意をもって対応すべきだと思っています。そしてある程度妥当な金額を相手に支払い和解するのが最善だと考えています。



行政書士から請求がきた場合

■「内容証明の作成」を業としている行政書士事務所が多いため、行政書士の事務所名が入った慰謝料請求の内容証明をよく見ます。

■請求されている金額を「必ず支払わなければいけない」というわけではありません。ただ、請求額が妥当な金額だと思われる場合、それを無視・支払拒否し続けると調停をおこされたり、弁護士に切り替えられて裁判をおこされる可能性はあります。専門家に依頼している、ということは相応の覚悟をしているからです。

icon 行政書士から文書(内容証明など)で請求を受けた場合についてはこちらから

弁護士から請求がきた場合

■弁護士が相手の代理人になりあなたに不倫の慰謝料を請求してきている。これは非常に厳しい事態と言わざるを得ません。相手が弁護士を立てている場合100万円以下での和解はかなり難しいでしょう。

■ただ、請求が非常に高額な場合は減額の余地はあります。弁護士からの請求だからと言って、言われるがままに高い金額を支払う必要はないです。